懇親会の乾杯挨拶は誰がやる?指名の順番とふさわしい役職・立場のマナー

懇親会の準備を進める中で、「乾杯の挨拶は結局、誰に頼めばいいのか」と迷っていませんか。指名の順番を間違えて、目上の方の顔をつぶしてしまわないかと不安になっていませんか。

懇親会の乾杯挨拶を誰がやるかの答えはこちらです。

  • 01. 乾杯挨拶は「3番目に偉い人」が担うのが基本
  • 02. 開会挨拶・乾杯・締めの役割分担と順番のマナー
  • 03. 社外の人がいる場合や少人数のときの例外対応

本記事では、元大手ホテル・宴会プロデュース企業にて、10年以上にわたり宴会プランナーとして勤務してきた私が、役職や立場に応じた正しい指名の考え方を解説します。この記事を読めば、誰に何を頼むべきか迷わず、失礼のない懇親会を準備できるようになります。

懇親会の乾杯挨拶は誰がやるのが正解?基本は「3番目の立場」の人

結論から言うと、乾杯の挨拶は「その場で3番目に立場が上の人」が担うのが基本のマナーです。これは開会の挨拶や締めの挨拶との役割分担を考えると、自然に導かれます。

格式ばった会だけでなく、社内の気軽な懇親会でもこの考え方は応用できます。まずは3つの挨拶の役割を整理しましょう。

最も立場が上の人は「開会・締め」を担う

社長や部門長など、その場で最も立場が上の人は、会の始まりの挨拶や最後の締めを担当するのが一般的です。会全体を象徴する役割だからです。

この人に乾杯を頼むと、開会挨拶と乾杯が近接して重複感が出てしまいます。役割は分けるのが基本です。

2番目の人は開会挨拶にまわることが多い

最も上の人が締めを担う場合、2番目の立場の人が開会の挨拶を務めるケースがよくあります。会の趣旨を説明し、場を温める役割です。

乾杯は3番目の立場の人が担う

なぜ「3番目」なのか

最上位が締め、2番目が開会を担うと、乾杯は自然と3番目にまわります。乾杯は会を華やかにスタートさせる大切な役目であり、決して格下の仕事ではありません。

ただし参加者の顔ぶれによって「何番目か」は変わります。あくまで目安として、その場の序列に当てはめて考えましょう。

開会・乾杯・締めの3つはどう振り分ける?順番と役割のマナー

懇親会の挨拶は、主に「開会」「乾杯」「締め」の3つで構成されます。この3役をどう振り分けるかを理解すれば、誰に何を頼むべきかが明確になります。

進行の基本は「開会→乾杯→歓談→締め」

会は司会の開会宣言で始まり、代表者の挨拶、乾杯と続きます。歓談を挟んで、最後に締めの挨拶で終了するのが定番の流れです。

この流れの中で、乾杯は「場の熱を一気に上げるスイッチ」の位置にあります。だからこそ、明るく発声できる人が向いています。

締めの挨拶は開会とは別の人に頼む

締めは会を引き締める最後の役目です。開会を担った人とは別の、立場のある人に頼むのが自然です。3役を別々の人に振ることで、より多くの人に花を持たせられます。

幹事は「頼む相手」に事前確認を

指名は当日いきなりではなく、遅くとも3日前までに本人へ打診しましょう。「乾杯をお願いできますか」と一声かけるだけで、相手も心の準備ができます。

司会・進行は若手が担うのが一般的

挨拶とは別に、会全体を回す司会進行は若手や幹事が務めます。挨拶する人と司会する人を分けることで、進行がスムーズになります。

社外の人がいるときや少人数のときは誰がやる?2つの例外パターン

基本の型は「3番目の人が乾杯」ですが、参加者の構成によっては当てはまらない場面もあります。ここでは代表的な2つの例外を押さえておきましょう。

取引先など社外の人がいる場合

社外の来賓が同席する会では、社内の序列よりも「お客様を立てる」ことが優先されます。開会の挨拶を自社の代表が行い、乾杯を来賓にお願いするケースもあります。

来賓に乾杯を頼むときの伝え方

「僭越ながら、乾杯のご発声を〇〇様にお願いできますでしょうか」と丁寧に打診します。相手の負担にならないよう、事前確認は必須です。

10名以下の少人数の懇親会の場合

少人数の会では、開会と乾杯を1人が兼ねても不自然ではありません。「では簡単にご挨拶して、そのまま乾杯へ」と流す形が現実的です。

人数が少ないほど格式は緩めて構いません。序列にこだわりすぎず、場の空気に合わせて柔軟に判断しましょう。

懇親会の乾杯挨拶の指名に関するよくある質問(FAQ)

乾杯挨拶を頼まれた人が欠席した場合はどうしますか?
次に立場が近い人へ、当日でも構わないので早めに打診します。理想は開会の10分前までに確定させることです。幹事は代役候補を1人あらかじめ想定しておくと安心です。
役職が同じ人が複数いる場合、誰を選べばいいですか?
年次や在籍年数が長い人を優先するのが一般的です。判断に迷うときは、その部署のトップに「どなたにお願いすべきか」を事前に相談すると角が立ちません。
幹事自身が乾杯挨拶をしてもいいですか?
少人数の会なら問題ありません。ただし10名を超える規模では、幹事は進行に徹し、挨拶は立場のある人に任せるほうが会全体が締まります。

まとめ|懇親会の乾杯挨拶は「序列×役割分担×事前確認」で決まる

乾杯挨拶を誰がやるかは、その場の序列と3つの挨拶の役割分担で決まります。基本の型を押さえたうえで、参加者の顔ぶれに応じて柔軟に判断することが大切です。

そして何より、頼む相手への事前確認を忘れないこと。この一手間が、失礼のない懇親会につながります。

  • 【基本は3番目】最上位が締め、2番目が開会を担い、乾杯は3番目の立場の人が担当する
  • 【3役は分ける】開会・乾杯・締めを別の人に振り、多くの人に花を持たせる
  • 【社外優先】来賓がいれば序列より「お客様を立てる」を優先し、乾杯を依頼することもある
  • 【3日前に打診】指名は遅くとも3日前までに本人へ確認し、代役候補も想定しておく
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